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「ゆぅ~~ん!!おねえさん、まりさをかってくれてゆっくりありがとう!! まりさ、がんばっておねえさんをゆっくりさせるよっ!!ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね。うふふ、ありがとう、まりさ」 「ゆわああぁぁ~~~………ここがおねえさんのゆっくりぷれいすなんだ…… とっても、とぉ~~ってもひろくて、きれいきれいで、ゆっくりしてるよおおぉぉ………」 「そうよ。私の、そして、あなたのゆっくりプレイスなのよ」 「ゆゆっ!!でも、まりさはおねえさんのかいゆっくりだよ!! おねえさんのゆっくりぷれいすにすまわせてもらうだけだよっ!!だからまりさはがんばって……」 「ううん、まりさはがんばらなくっていいの。ただゆっくりしてればいいのよ。 可愛いまりさがゆっくりしてくれるだけで、お姉さんはとってもゆっくりできるんだから」 「ゆっくりしていってね!!れいむはれいむだよ!!」 「ゆっくりしていってね!!まりさはまりさだよっ!! ゆゆんっ、れいむはとぉ~ってもゆっくりしてるね!!まりさとおなじ、きんばっじさんだね!!」 「ゆっくりありがとう!!まりさもとってもゆっくりしてるよ!! これからいっしょにおねえさんをゆっくりさせようね!!」 「れいむ、新しいお友達のまりさよ。 これからこのゆっくりプレイスで一緒にゆっくりして、私をゆっくりさせてね?」 「ゆんっ!!れいむ、おねえさんのためにがんばるよっ!!おねえさん、おともだちをつれてきてくれてありがとう!!」 「ゆゆっ!!おねえさん、ありがとう!!」 「どういたしまして。うふふ」 「むーしゃ、むーしゃ……しあわせー!!」 「ゆゆっ!?れ、れいむ、しあわせーはゆっくりできないよ!! おちびちゃんのときにおそわったでしょ!?」 「ゆぅん、おねえさんはゆっくりのしあわせーがすきなんだよ。 むーしゃむーしゃして、しあわせーってすると、おねえさんもゆっくりできるんだよ」 「そうよ、まりさ。無理に我慢しなくていいの、存分に可愛らしいしあわせーを見せてちょうだい」 「ゆ、ゆゆゆ、そ、そうなの……?」 「そうだよ、まりさ。でも、たべかすさんをぼろぼろこぼしたらゆっくりできないからね。 むーしゃむーしゃもしあわせーも、ちゃんとのみこんでからいおうね!」 「ゆ、ゆん………むーしゃ、むー……しゃ……? し、ししししししあわせええええええええ!!!(プシャッ)」 「ゆんっ、だめだよ!!まりさ、おもらしーしーはゆっくりできないよ!!」 「ゆ、ゆわああぁっ!!お、おねえさん、ごめんなさい!! あ、あんまりゆっくりできるあまあまだったから………」 「いいのよ、まりさ。喜んでもらえてお姉さん嬉しいわ」 「ゆーん、しょうがないね!あとでいっしょにおそうじさんをしようね!!」 「ゆんっ!!むーしゃ、むーしゃ………しっ、ししししししししあわせええええええええええええええ~~~~!!!!」 「ゆわあぁ~~~……すんごいふーかふーかさんだよおぉぉ…… こんなべっどさんでねたらまりさ、ゆっくりしすぎてすぐにおねむさんだよおぉ……」 「ゆふふ、まりさはおおげさだね!!すきなだけゆっくりしていいんだよ!!」 「とっても可愛いわ、まりさ。まりさとれいむの寝顔を見てると、お姉さん本当にゆっくりしちゃうわ」 「お、お、おねえさん……ゆ、ゆ、ゆっくりありがとううぅ!! まりさをかってくれて、ゆっくりさせてくれて、ほんとうにほんとうにありがとううぅ!!」 「お礼を言うのはこちらのほうよ、とっても可愛いまりさちゃん。 それじゃ、ゆっくりおやすみ。明日も沢山ゆっくりさせてね、私の可愛いゆっくり達」 「「ゆっくりおやすみ、おねえさん!!」」 ――――――――――――― 「「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」」 「れいむもまりさも、今日もゆっくりしてるわね」 「ゆんっ!!おねえさん、とってもおいしいあまあまさんをありがとう!! まりさ、おねえさんをゆっくりさせるためにがんばるよっ!!」 「あら、頑張らなくていいのよ。ゆっくりしてればいいんだから」 「ゆっくりりかいしたよっ!!」 「れいむ、お友達のまりさと仲良くできてるかしら?」 「ゆん!!まりさはとってもゆっくりしてるよっ!!ありがとう、おねえさん!!」 「ゆんしょ、ゆんしょ……ゆん、こうするんだよ、まりさ」 「ゆんっ!!ゆっくりりかいしたよ!! ゆんしょ、ゆんしょ……」 「あら、れいむったら。まりさにまでお掃除を教えてるの?」 「ゆ、おねえさん、ごめんなさい!でも、おねえさんにゆっくりしてほしくて……」 「ゆーん、おねえさんをゆっくりさせるためにがんばるよ!!ゆんしょ、ゆんしょ!!」 「おねえさん、おねがいがあるんだけど……」 「なあに、れいむ?何でも言ってごらん」 「まりさにも、ぞうきんさんをあげてほしいよ…… ひとつのぞうきんさんをこうたいでつかうより、ふたりでいっしょにやったほうがゆっくりおそうじできるよ!!」 「まあ、れいむは賢いわね。 でも、まりさはお掃除なんてゆっくりできないんじゃないかしら?」 「ゆゆーん、まりさはゆっくりおそうじするよっ!! おねえさんがゆっくりするためにまりさはがんばりたいよっ!!」 「まあ………まりさはとってもゆっくりしたゆっくりね」 「ゆふぅ~んっ!!」 「ゆ~ゆゆ~ゆゆぅ~ん♪ゆ~ゆゆ~ゆ~ゆ~♪」 「ゆわぁぁぁ………れいむのおうたさんはとってもゆっくりできるよぉぉ………」 「そうね、まりさ。れいむのお歌には毎日ゆっくりさせてもらってるわ」 「ね、まりさもうたおうよ?」 「ゆゆっ!?で、でも、まりさはれいむとちがっておうたさんがへただよ………」 「そんなことないよ!!まりさだって、れんしゅうすればゆっくりしたおうたさんがうたえるようになるよ!!」 「そうよ、まりさ。自分を卑下することはないのよ」 「ね、まりさ、がんばろうよ?おねえさんをゆっくりさせるためだよ!!」 「ゆゆ……まりさ、がんばるよ!!ゆ~ゆ~ゆ~ゆ~!ゆ~ゆ~ゆ~ゆ~」 「ゆふふ、ちがうよ、まりさ。こうはじめるんだよ、ゆ~ゆ~ゆゆ~ゆぅ~♪」 「ゆわあぁぁ…………」 「ゆっくりこーろこーろするよ!!こーろ、こーろ!!」 「まあ、まりさ、とっても可愛いわね、ゆっくりしてるわ」 「ゆ、まりさったら!こーろこーろさんはおちびちゃんのあそびだよ?」 「おちびちゃんのあそびだからかわいいんだよっ!! かわいいまりさのこーろこーろでゆっくりしていってね、おねえさん!!」 「そうね、お姉さんれいむのこーろこーろも見たいわ」 「ゆぅ……おねえさんがそういうなら…… ゆっくりこーろこーろするよ、こーろこーろ!!」 「こーろ、こーろ!!ふかふかそふぁーさんでゆっくりできるよぉ~~!!」 「ゆぅ………」 「ゆ?れいむ、どうしたの?おいかけっこさんのとちゅうだよ?」 「ゆん、まりさ。おはなさんがとってもきれいでゆっくりしてるから、れいむゆっくりみとれちゃってたんだよ」 「ゆーん?ゆんっ、とってもゆっくりしたおはなさんだね!!よだれがたれちゃうよ!!」 「ゆぅぅ!?まりさったら!!たべちゃだめだよ、おねえさんのたいっせつっなおはなさんなんだからね!!」 「ゆゆっ、ゆっくりごめんね!!おねえさんのおはなさんをたべたりしないよ!!」 「ゆっ、れいむあんしんしたよ。でも、ほんとにゆっくりきれいだよね。 こんなにきれいきれいなおはなさん、おねえさんのものでなくても、れいむ、たべられないよ」 「ゆぅ?れいむのおはなしさんは、ときどきわかんないよ!!ゆっくりおいしそうだよ!!」 「ゆふふ……」 ――――――――――――― 「……ねえ、あなた」 「なあに?」 「私はゆっくりに詳しいわけじゃないんだけど、友達として忠告してもいい?」 「あら、どうぞ」 「いくらなんでも甘やかしすぎてない? 毎日たっぷりのお菓子に、高級シャンプーで髪のお手入れ、毎日シルクの〝おようふく〟を着替えさせる。 お金持ちなんだからいいだろうけど、ただ好きに遊ばせるだけで、粗相をしても叱りもしないなんて。 ゆっくりって甘やかすといくらでもつけあがってゲス化するって話よ? 金バッジだからって油断してない?」 「まあ、そんな事気にしてたの? 大丈夫よ、ゲスになったって可愛いもん。そうなっても私は可愛がるわ、人に迷惑はかけないし」 「この広い家だったら、外に出さなくてもストレスは溜まらないだろうけど。 おちびちゃんが欲しいとか言い出したら面倒じゃない?」 「あら、作りたければ作ればいいわ」 「ゆっくりの子供なんてねずみ算よ! それに最初から金バッジなら聞き分けもいいかもしれないけど、生まれたばかりの子供を躾けるのってブリーダーでも大変よ。 そんな甘やかした飼い方で子供まで管理できるの?気楽に構えすぎてない?心配だわ」 「心配性ねえ。大丈夫だってば。 私、ゆっくり飼いの年季、長いのよ~、こう見えてもね」 ――――――――――――― 「むーしゃ、むーしゃ……しあわせー!!」 「むーしゃむーしゃ!!はぐっ、がつっ、むーしゃむーしゃ!!しあわせーっ!!」 「うふふ、今日もまりさは元気ねぇ」 「ゆぅ………まりさ、たべかすさんがこぼれてるよ。ゆっくりできないよ」 「ゆっ?ゆっくりごめんねっ!!がつっ、はふっ!!むーしゃむーしゃ!!」 「もう、まりさ!まだこぼしてるよっ!!」 「ゆぅ~ん……あとでおそうじさんするからいいよ!むーしゃむーしゃちゅうにはなしかけないでね!!」 「そうよ、あとで片付ければいいんだから」 「ほら、おねえさんもそういってるよ!! かわいいまりさががんばってむーしゃむーしゃすればおねえさんもゆっくりできるんだよ!! おねえさんのためにむーしゃむーしゃしてるんだから、れいむはじゃましないでねっ!!ぷんぷん!!」 「…………ゆぅ……」 「かわいいまりさがうんうんするよ!!………すっきりーっ!!」 「ゆううぅぅ!?こんなところでうんうんしちゃだめでしょおおぉ!? おといれさんまでがまんできなかったのおぉ!?」 「ゆゆっ!!きゅうにうんうんしたくなって、おもわずおもらししちゃったんだよ!!ゆっくりりかいしてね!!」 「おもいっきりうんうんせんっげんしてたよねえぇぇ!?よゆうあったでしょおおぉぉ!?」 「まあまあれいむ、そんなに怒らなくてもいいのよ」 「ゆふっ、おねえさんはわかってるね!!まりさ、おねえさんをゆっくりさせてあげたくて、 かわいいまりさのきゅーとなどじっこうんうんをみせてあげたかったんだよっ!! れいむはゆっくりくうきをよんでね!!」 「うんうんなんかみてゆっくりできるわけないでしょおおぉ!!」 「ほらほら、れいむ、怒らないでゆっくりしてね。 さ、まりさ、あにゃるさんをふーきふーきしてお洋服を着替えましょうね」 「ゆっ!!まりさのきゅーとなひっぷをふーきふーきしてゆっくりしていってねっ!!」 「ゆううぅぅ……おねえさん………」 「むーしゃむーしゃ!!がふっ!!くっちゃくっちゃ!!げろまずーっ!!」 「ゆあああああぁぁなにしてるのおおおぉぉぉ!?」 「げーぷ!!いっかいたべてみたかったけど、ぜんっぜんおいしくなかったよ!! なんでこんなのがおいしそうにみえたのかわからないよ!!やっぱりあまあまさんがおいしいね!!」 「おねえさんがだいじにだいじにそだててたおはなさんでしょおおぉぉ!? なんでかってにたべちゃうのおおおぉぉ!!おねえさんがゆっくりできないでしょおおぉぉぉ!!」 「ゆっ?だ~いじょうぶなのぜ、れいむ! かわいいまりさがまんぞくしてゆっくりしてるんだから、それをみればおねえさんもゆっくりできるのぜ!!」 「それとこれとはべつでしょおおおぉぉ!?ゆっ………ゆぁ、おねえさん……!こ、これはっ………」 「あらあら、まりさったら。花壇のお花を食べちゃったのね?」 「ゆぷーっ、ぜんっぜんおいしくなかったのぜ!! ぐるめなまりさはこんなしょぼいおはなさんじゃまんぞくしないのぜ!! もっとおいしいおはなさんをそだててまりさをゆっくりさせるのぜ!?」 「うふふ、そうね。ごめんなさいね」 「わかればいいのぜっ!!ゆふん!!」 「なにもよくないでしょおおおおぉぉぉ!!? おねえさんにたいしてなんてくちのききかたしてるのおおぉぉ!? まいにちれいむたちをゆっくりさせてくれるおねえさんでしょおおぉぉ!! それに、なんできゅうにのぜくちょうになってるのおぉぉ!? ぺっとしょっぷさんのおねえさんにおぎょうぎわるいっておそわったでしょおぉ!?」 「ゆぅ~~……れいむはいちいちうるさいのぜ。 だいじょうぶなのぜ、おねえさんはゆっくりずきなんだから、のぜっていってもわいるどだとおもってゆっくりするのぜ」 「ええ、そうね。とってもワイルドで、まりさらしくていいわよ」 「あ~あ、やっぱりなのぜ。これじゃ、おねえさんのためにこれからこのくちょうをつかってあげなきゃいけないのぜ。 かいゆっくりもしんどいのぜ、のぜのぜ~~☆」 「……まりさ………」 ――――――――――――― 「おい、くそどれい!!さっさとあまあまをもってくるのぜ!! おきろ、ぐずうぅ!!どあさんをあけろおぉ!!(バン!バン!)」 「なにしてるのまりさああぁ!?おねえさんはおやすみちゅうでしょおおぉ!? それに、さっきおやすみまえのむーしゃむーしゃはすませたばかりでしょおおぉ!!」 「ゆふぅ………うるさいのがきたのぜ。 まりささまがむーしゃむーしゃしたいっていってるんだから、くそどれいはあまあまをもってくるのがしごとなのぜ!!」 「りゆうになってないよおおぉぉ!? さいきんのまりさ、おかしいよ!!どうしちゃったのおおぉ!?」 「おかしいのはれいむのほうなのぜ!! まりさはゆっくりできてないのぜ!?だからくそどれいもゆっくりできないのぜ!! まりさがいなきゃゆっくりできないんだから、くそどれいはまりささまにあまあまをけんっじょうするのがすじなのぜぇ!!」 「くそどれいくそどれいいわないでね!! そんなこといわれておねえさんがゆっくりできるわけないでしょ!? おねえさんがれいむたちをゆっくりさせてくれるんだから、れいむたちもおねえさんをゆっくりさせなきゃいけないんだよ!!」 「ゆふんっ!!まったくれいむはばかなのぜ。 くそどれいはばかなんだから、くそどれいよばわりされてもゆっくりできるんだぜ。そんなこともわからないのかぜ?」 「う~ん……(ガチャ)あら、れいむにまりさ。まだすーやすーやしてなかったの?」 「はああぁぁ!?おまえのあまあまがぜんぜんたりないからまりさがすーやすーやできないんだろうがあぁ!! しゃべってるひまがあったらさっさとあまあまをもってくるのぜ!!ぐず!!」 「まりさっ!!いいかげんにしてね!!」 「そんなに怒らないで、れいむ、れいむが怒ってると私もゆっくりできないわ。 あまあまならすぐに持ってくるわね」 「ゆふんっ!!さっさとするんだぜ!!さんびょういないにもってくるのぜぇ!!」 「あらあら、急がなくっちゃ」 「まりささまのすーぱーうんうんたいむがはじまるのぜぇ!!(ブビッ、ブボボボッ、プスッ)」 「まりさああああぁぁぁ!?」 「ゆふー………おい、くそどれい!!さっさとかたづけるのぜ!!」 「なんでわざわざおねえさんのほんさんのうえにうんうんするのおおぉ!?あくいありすぎでしょおおぉ!?」 「ゆけけっ!!どうせくそどれいがかたづけるんだから、うんうんなんかどこだっていいのぜ!!」 「あらまあ、こんなにいっぱい。今片付けましょうね。さ、お洋服を……」 「くそどれいいぃ!!いまなにをしようとしたんだぜぇぇ!?」 「えっ、何かいけなかったかしら?」 「くそどれいごときのきったないてで、このまりささまにさわろうとしたんだぜぇぇ!?みのほどをわきまえるんだぜ!! しっかりてをあらって、そのうえにてぶくろをして、まりささまのこうきなおはだにさわるんだぜぇ!!」 「ま、まりさ………おねえさんにわるぐちさんをいうりゆうをさがすときだけ、なんでそんなにおつむさんがまわるの………」 ――――――――――――― 「おねえさん………まりさにあんなふうにいわれて、ほんとにゆっくりできてるの?」 「あら、れいむ。心配してくれてるのね、ありがとう。こっちにおいで」 「ゆっ……すーり、すーり………」 「いいのよ、まりさがあんなに元気よくしてるのを見てると、私もゆっくりできるんだから。 でも、れいむの方はゆっくりできてないみたいね?」 「ゆぅ……れいむはへいきだよ。おねえさんのことがしんぱいだよ………」 「もう、無理しないの。 お姉さんはね、まりさみたいに元気いっぱいのゆっくりが好き。 そして、あなたみたいに、相手を思いやれる優しいゆっくりも大好きよ」 「ゆ、おねえさん………ゆっくりありがとう………れいむも、おねえさんがだーいすきだよっ!!」 ――――――――――――― 「かわいいまりささまがこーろこーろするのぜ、ゆぐっ!!」 「ま、まりさ、だいじょうぶ?」 「ゆっがあああぁぁ!!なんでこんなところにてーぶるさんがあるのぜえぇぇ!!?くそどれいいぃぃ!!」 「はーい、あら、どうしたのまりさ?」 「どうしたのじゃないのぜぇぇ!!まりささまにうらみでもあるのかぜぇ!? まりささまがこーろこーろするみちさんに、なんであらかじめてーぶるさんなんかおくのぜ!!いたかったのぜぇ!? なんなのぜ!?いやがらせなのぜ!?まりささまがそんなにじゃまなのかぜ!?ゆああぁ~~ん!?」 「まあ、ごめんなさいね、今片付けるから」 「いまさらそれですむとおもってるのかぜぇ!? せいっさいっするのぜ!!(ぽすんっ)」 「あらあら」 「まりさあああぁぁ!?なにしてるのおおぉぉ!!おねえさんになにしてるのおおおぉぉ!!?」 「うるさいのぜっ!!くそどれいはこうでもしないとりかいできないのぜっ!! ゆっ、ゆっ、しねっ!!ゆっくりできないぐずどれいはしねっ!!(ぽすんっ、ぽすんっ) ………ゆぜー、ゆぜー…………ゆっくり、しんだのぜ……?」 「うーん、痛ーい、痛いな~」 「ゆ、ゆふふふ………これだけやってえいえんにゆっくりしないなんて、あくうんがつよいのぜ。 せいぜいしぬまでこきつかってやるのぜ、わかったらさっさとかたづけるのぜ、くそどれい!!」 「はーい」 「ま、ま、まりさ………」 「ゆぁ~~ん?こんどはなんなのぜぇ?」 「ゆっくりがいくらがんばったって、にんげんさんにはかてないよ……… で、でも、まりさは、ほんきでおねえさんをえいえんにゆっくりさせるつもりでやってたの………?」 「ゆっ、みてなかったのぜ?ゆっくりがにんげんさんにかてないなんておおうそなのぜ!!」 「おねえさんをころすつもりだったのっ!?」 「ゆふん、なにをさわいでるんだぜ、みっともないのぜ。 あんなのしんだっていいのぜ?ゆっくりしたまりささまは、だれもがゆっくりつかえたがるこうきなゆっくりなのぜ。 くそどれいをころしたって、いくらでもかわりはいるのぜ!!」 「………もう、まりさのことなんかしらないよ!! おねえさんをころそうとするまりさなんか、もうおともだちじゃないよ!!」 「ゆぁ~ん?ゆぷぷ、くそどれいのくそどれいがなぁ~にをおたかくとまってるのぜぇぇ?」 「うるさいよっ!!もうはなしかけないでねっ!!」 ――――――――――――― 「ゆべぇっ!?」 「ゆっへっへ!!まりささまのすぺしゃるあたっくのあじはどうなのぜ!?」 「ま、まりさ、なにをするの……?」 「なにって、なににきまってるのぜぇ……?ゆっへっへへへ………」 「ゆううぅぅ!?やめてねっ!!そんなものみせないでねっ!!」 「まりささまのこうきなまぐなむぺにぺににむかって、そんなものよばわりかぜ? まだじぶんのたちばがわかってないようなの……ぜっ!!」 「ゆびぃ!!や、やめてねっ!!れいむ、いたいよっ!!」 「ゆへへへ!!なくのぜ、さけぶのぜぇ!!そのほうがこうふんするのぜ!! さあ、じゃまなおようふくさんはぬぐのぜっ!!」 「いやああぁぁ!!おねえさん、たすけてえええぇぇ!!」 「くそどれいはなまいきにおふろさんたいむなのぜ!!しばらくもどってこないのぜ!! かんねんするのぜええぇぇ!!(ずぶり)」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!!!れいむの、れいむのばーじんさんがあああぁぁぁ!!」 「ゆほっ、ゆほっ!!なかなかしまりのいいはつものまむまむなのぜぇ!!」 「やべ、やべでねっ!!まりさ、まりさぁ!!すっきりしたら、おちびちゃんが、できっ………」 「そのためにやってるのぜぇ!!おちびちゃんができれば、れいむはまりささまからはなれられなくなるのぜぇ!! れいむなんて、いっぱつすっきりーしちまえばみもこころもまりささまのとりこなのぜ!! ずっとうざったかったのぜ!!おまえもまりささまのくそどれいとしてつかえるのぜぇ!!」 「いったいどこのゆっくりあだるとびでおをみたら、そんなはっそうができるのおおぉ!!?」 「ゆほっ、ゆほっ、ゆっゆっゆっゆっ……いくのぜ、いくのぜれいむぅ!!」 「やべっ!!やべでえええぇぇぇ………「すっきりーっ!!!」………あ、あ、あぁ………」 「まあ、おちびちゃんを作ったの?」 「ゆふんっ! れいむがあんまりしつこくもとめてくるから、しかたなくめぐんでやったのぜぇ!!」 「ゆ゛あ゛、あ゛、あ゛………ゆぐっ、えぐっ……… おでっ、おでえざん………ごべん、だ………ざい…………」 「……いいのよ、れいむ。辛かったのね?」 「ゆ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ん!!ごべんなざああああいいいい!!」 「ゆふぅ~、おおげさなれいむなのぜ。うれしなきもそこまでいくとどんびきするのぜ」 「……ね、れいむ、おちびちゃんどうしようか?」 「はあああぁぁ!?くそどれい!!これはまりさとれいむのもんだいなのぜぇ!! おまえごときがくちをはさんでいいとおもってるのかぜぇ!!?」 「………れいむ、れいむは………ゆっくり、そだてたいよ………」 「そう、わかったわ。お姉さんも協力するから、頑張って育てましょうね」 「ゆ………おちびちゃんに、つみはないから………おかあさんが、ゆっくりしたおちびちゃんに、そだてるから……ゆぐっ……」 「ゆぷーっ!!ゆっきゃっきゃっきゃっきゃ!!やっぱりおもったとおりなのぜ!! まりささまがおちびちゃんをめぐんでやったらおおよろこびでそだてるのぜぇぇ!!まったくれいむはたんじゅんなのぜ!! ゆっ、これでおまえらはまりささまのくそどれいなんだぜ!!これからはなまいきなくちをきくんじゃないのぜ!! へんじはどうしたのぜえぇ!!?」 ――――――――――――― 「ゆ~ゆ~ゆゆ~♪ゆっゆ~ゆゆ~~♪」 「「「「ゆ~ゆ~ゆ~♪ゆっゆ~ゆ~~♪」」」」 「ゆゆっ、おちびちゃんたちはとってもおうたがじょうずだね!!おかあさん、はながたかいよ!!」 「「「「おきゃーしゃんのおうちゃ、だいしゅき!!」」」」 「ゆふふ、ありがとう。おねえさんをゆっくりさせるために、もっとれんしゅうしようね!!」 「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」 「ゆぁ~ん?まーたすっとろいおそうじなんかやってるのぜぇ? まあ、ぐずのまむまむどれいにはおにあいのおしごとさんなのぜ!!ゆへへへ!!」 「まりさ!おちびちゃんのまえで、そんなはしたないことばをつかわないでねっ!!」 「ゆあぁ?ほんとうのことをいってなにがわるいのぜ? れいむはまりさのぺにぺにをめぐんでやればゆへがおをさらしてよろこぶいんらんびっちなのぜ!! こーんなかおなのぜ!!ゆほっ、ゆほっ、いぐいぐすっきり~~♪」 「まりさあああぁあ!!」 「「「ゆほっ、ゆほっ、しゅっきりー!!」」」 「おちびちゃああぁぁん!?あんなのまねしないでねっ!!ゆっくりできないよっ!!」 「「「ゆわああぁぁん!!おきゃーしゃん、おこらにゃいでえぇ!!」」」 「ゆっへっへ、こんなまむまむどれいのいうことなんかきかなくていいのぜ。 かっこよくてたくましいおとうさんがゆるすのぜ!!ゆほゆほすっきりー!!」 「まりさあああ!!こそだてのおてつだいをなんにもしてくれないのはさいしょからわかってたよ!! きたいしてないよ!!でも、せめてこそだてのじゃまはしないでねええぇ!!」 「「「ゆほゆほしゅっきりー!!」」」「お、おきゃーしゃん………ゆっくちしちぇぇ……」 「おちびちゃあああぁぁん!!」 「ゆひひひ、まむまむびっちがなにかいってるのぜぇ~~♪」 「おい、くそどれい!!ゆかがよごれてるのぜぇ!!」 「「「くちょどりぇい!!よぎょれてりゅよっ!!」」」 「まあまあ、ごめんなさい、いま拭くわ。こんなところでうんうんしちゃったのね」 「ゆはあああぁぁ!?まりささまがうんうんしたくなったらそこがおといれさんなのぜえぇ!! じぶんがかたづけるのがおそいのをたなにあげて、まりささまにもんくをいうのかぜえええ!!?」 「「「くちょどりぇい!!ちにぇ!!ちにぇ!!」」」 「お、おにぇーしゃん……ごめんなちゃい……」 「まあ、末っ子れいむちゃんは礼儀正しいのね」 「「「ゆぷぷっ!!れーみゅは、くちょどりぇいがきょわいのじぇ!!」」」 「おちびちゃああああぁん!!そんなこといっちゃだめでしょおおぉ!!」 「「「ゆゆっ、くしょばばあがきちゃよ!!おちょーしゃん、たしゅけちぇね!!」」」 「ゆっへっへっへ、かっこいいまりささまにまかせておけばいいのぜ、おちびちゃんたち。 こそだてがじょうずとかいって、けっきょくおちびちゃんたちはまりささまのかりすまになついてるのぜぇ~~?」 「ごはんさんをあげるのも、うんうんをおそうじするのも、ぜんぶぜんぶれいむとおねえさんにまかせて!! まりさはなんにもしてないでしょおおおぉぉ!? わるいことをおしえてしかるのはれいむ!!まりさはわるいあそびをおしえてあまやかすだけ!! まりさのほうになつくのはあたりまえでしょおおぉ!!」 「あたりまえなのぜ。なにがそんなにふまんなのぜ? じぶんになつかせることもできないやくたたずおかーさんのしっとはみぐるしいのぜっ!ゆっぷっぷ☆」 「わるいことをわるいとおしえなきゃ、おとなになってこまるのはおちびちゃんなんだよおおぉ!? あまやかしてゲスになったら、おちびちゃんがせいっさいされちゃうでしょおおぉぉ!!」 「そんなのしらないのぜ」 「「「まりちゃたちはさいっきょうっだからだいじょうぶなのじぇ!!」」」 「ゆぐぐぐぐううぅぅ………!!」 「おきゃーしゃん、おきゃーしゃん……しゅーり、しゅーり……ゆっくりしてぇ………」 「ゆゆっ、おちびちゃん………ごめんね……すえっこのれいむはほんとうにいいこだね………」 「やくたたずのくずれいむどうしできずぐちをなめあってるのぜぇ~~♪ おい、くそどれい!!めざわりだからそこのくずおやこをどっかにやるのぜ!!」 「「「くーじゅ♪くーじゅ♪」」」 「ええ、さ、れいむちゃんたち。あっちでお休みしましょう」 ――――――――――――― 「れいむ、おいで。おちびちゃんも」 「ゆゆっ、なあに?おねえさん」 「おねーしゃん、にゃあに?」 「れいむも、末っ子のおちびちゃんも、最近全然ゆっくりできてないわね。お姉さん、悲しいわ」 「ゆ……ごめんなさい、おねえさん………」 「ごめんなしゃい………」 「ううん、謝ることなんかないの。お姉さん、れいむにゆっくりしてほしいだけだから。 ね、相談があるんだけど」 「ゆ、なあに?」 「まりさと、他のおちびちゃん達のことなんだけど。 まりさたちを飼いたいっていうお友達がいるの。譲ってもいいかしら?」 「ゆっ………まりさたち、でていくの………?」 「そう。まりさ達がいると、れいむ達がゆっくりできないみたいだから。 だから、お姉さん、れいむ達は別々になったほうがいいと思う。 大丈夫よ、お姉さんのお友達も、ゆっくりが大好きだから。まりさ達をたっぷりゆっくりさせてくれるわ。 こうすればみんなゆっくりできるんじゃないかしら?」 「ゆゆ…………れいむのために、ごめんなさい、おねえさん………」 「謝るのは私のほうよ、ごめんね、れいむ。それじゃ、同意してくれるのね?」 「ゆん………」 「おちょーしゃんとおにぇーしゃんたち、どこかへいっちゃうにょ?」 「ゆっくりが好きな他のお姉さんに飼われるのよ」 「……おちょーしゃんたち、いじめられにゃい?」 「おちびちゃん………」 「末っ子のおちびちゃんは本当にいい子ね。大丈夫よ、安心しておいで」 「ゆっへっへっへっへ!!こんなしけたぼろやも、きょうかぎりおさらばなのぜええぇぇ!!」 「「「くじゅれいみゅどもはつれていってあげにゃいよっ!!おお、あわりぇあわりぇ!!ゆげらげらげら!!」」」 「さ、行きましょう、まりさちゃんたち」 「さっさとするのぜ!!がばまむびっちれいむのふけいきなおかおさんをみてるだけで、こっちもきがめいるのぜぇ!! ゆっ、れいむ!!このまりささまにすなおにしたがってればつれていってあげたのに、ほんとうにばかなのぜぇ!!」 「「「ば~きゃ!!ば~きゃ!!」」」 「ゆぅ……………」 「おにぇーしゃん………ゆっくちしちぇいっちぇにぇ」 「「「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!………おまえにゃんかにいわれなくちぇもゆっくちしゅるよっ!! くじゅれーみゅはここでゆっくちしんでにぇっ!!」」」 「ほら、さっさといくのぜ!!くそどれい!!」 「ゆ~ん♪ゆ~ん♪ゆっくりぷれいす~♪ゆっくりぷれいす~♪ ……おい、くそどれい!!どこへいくのぜ!?」 「地下室」 「そこがまりささまのゆっくりぷれいすなのぜぇ?」 「ううん、別に」 「ゆはああああぁぁ!? まりささまにもっとふさわしい、こうきでせれぶなごくじょうのゆっくりぷれいすにつれていくってやくそくなのぜぇ!! なにねごといってるのぜぇ?またせいっさいっされたいのかぜ!?」 「「「しぇーしゃい!!しぇーしゃい!!」」」 「うん、したけりゃどうぞ」 「ゆぎいいぃぃ!!ちょうしにのるんじゃないのぜ!! ゆぎっ、ゆがっ………はなすのぜえええぇぇ!!」 「あらあら、糞奴隷の腕なんか簡単に振りほどけるんじゃないの?」 「ゆがあああぁぁぁ!!」 ――――――――――――― 「さ、まりさ様。こちらがあなたのゆっくりプレイスでございますわ」 「ゆべっ!!………なにするのぜぇぇ!! こんならんっぼうなあつかいかたをしてただですむと………」 「はいはい、制裁したけりゃどうぞってば」 「ゆがああああ!!じねっ!!じねええぇぇ!!(ぽすんぽすん)」 「「「おちょーしゃんやっちゃえー!!きょろしちゃえー!!」」」 「死ねっ☆(ドカッ)」 「ゆげえええええ!!?」 「「「おちょーしゃあああん!!?」」」 「やべでぐだざいいいいぃ!!ぢょうじごいでばじだあああぁぁ!! ゆぐっ、ゆぐっ…………だがら、だがら、ぼうぶだないでええぇぇ!!!」 「「「おちょーしゃああああああ!!!?」」」 「あらー、もう音をあげちゃうんだ。ちょっと早すぎるわよ、さんざん手間かけたのに」 「ごべんだざいいい!!おねえざんはぐぞどれいじゃありばぜんんん!! ばりざざまっ、ばりざはにんげんざんよりよわい、みじめなぐぞゆっぐじでずううう!!」 「負けを認めるのは勝手だけど、こっちはこっちで勝手にやらせてもらうわよん」 「ゆっ………やべ、やべ、やべでえええ!!」 「ほらほら、暴れないの。テーブルに横になって……ベルトで留めてと」 「な、なにするのぜええ!?まりささまのあにゃるとまむまむをみるんじゃないのぜええ!!」 「お、もう口調が戻ってるわね。元気があってよろしい、じゃ、始めるわよ」 「ゆ、な、なにを……?」 「足焼き☆」 「ゆ、あ、あじやっ………!?」 「巷の虐待お兄さんの間じゃ、フライパンに油をひいて焼くのが一般的みたいだけど。 確かに絵になるんだけど、フライパンは焦げ付いちゃうし、油が飛び散るし、意外とムラができがちなのよね。 ライターで地道に焼く人もいるけど、ライターだけで足全体焼くのってけっこうタフな作業よねえ」 「ゆ、ゆ、それ、な、なんなのぜ…………?」 「女性のたしなみ。アイロン☆」 「な、なんかゆっくりできない、のぜ、や、やべ、やべ………ゆ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?(プシィッ)」 「んもう、まだ先っちょで触っただけじゃない、おもらしーしーなんかしちゃって。 でもいい声♪手間かけて下拵えした甲斐があったわ~~」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛づあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛いぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ほらほら、暴れないの。丹念に、丁寧に焼かなくっちゃ(ジュウウウゥ)」 「おごぎょぼおおおおおおお゛お゛お゛お゛!!!!やべで!!やべぢぇえええええごお゛お゛お゛お゛!!! ごべっ!!ごべんだっざああああいいいいいい゛い゛!!! ばりざがわるがっだでずっ!!ばんぜいじばじだ!!ぼうぐぞどれいっでいいばぜん!!ざがらいばぜん!! だがらあ゛あ゛あ゛あ゛ごあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛いぢゃあああ゛あ゛あ゛ゆぐじでえええええ!!!」 「あらあら、別に何も反省しなくていいのよ。まりさはなんにも悪いことしてないんだから」 「ゆ゛ごぎょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!?」 「ゆ゛ぐっ………ゆ゛ぐっ…………ゆ゛ぐじで、ぐだ、ざい……ぼう、ゆぐじで………」 「まあ、まだ何も始まってないのよ?動けないようにしただけだもの。 ヒドいことするのは、こ・れ・か・ら☆」 「ぼう、ざがらいばでん………ばりざ、げずでじだ……… ゆっぐじじょっぶの、おでえざんに……おぞわっだ、ごどを………わずれでばじだ……… ごべんだざい…………ごべんだざい……………おでえざん………ゆぐじでぐだざい………」 「あらら、ちょっと足を焼いただけでもう弱音はきはきね。 あの威勢のよさはどこへ行っちゃったのかな?お姉さん、さびしいわ」 「ゆ゛………ゆ゛…………お゛……おねえざんも、わる、わるいのぜ………っ!!」 「えっ、何が?」 「おねえざん、が、ばりざを、あまやかしすぎたのぜっ……… まりざが、なにをやっても、おねえざんがおごらないから………まりさ、なにをやっても、いいと、おもっちゃったのぜ……… まりさが、ゲスになるまえに、なんでおこってくれなかったのぜ……!おねえさんの、せきにんでもあるのぜ………!!」 「あーら。れいむの受け売りかしら。責任転嫁なんて、いかにもゆっくりらしいわねえ」 「まりさだって、さいしょはおねえさんをゆっくりさせようって………! さいしょから、まりさがここにきたひから、ただゆっくりしてるだけでいいっていってたのはおねえさんなのぜ!! いままですきかってさせておいて、いきなりてのひらをかえすのは、ずるいのぜぇ!!まりさはわるくないんだぜえぇ!!」 「だからー、別にいいのよ。まりさはそれで。素敵なゲスっぷりよ、反省することなんてないわ。 まりさは何も悪くないわ、誰もひとことも責めてないでしょ?」 「ゆっ!!とうっぜんっなの…………ゆぇっ?」 「あのね、私はゆっくりが大好きなの。 私のことが大好きで、けなげに私に尽くしてくれるゆっくりが大好き。 とっても可愛くって、こっちもたっぷりゆっくりさせてあげたくなっちゃうわ」 「ゆ………あの、れいむみたいな……」 「そういうこと。 でも、もう一方で、ゲスも大好きなのよね。 尊大で無礼でムカつくゲスを、その鼻っ柱を叩き潰して、悲鳴をあげさせて、痛みにぐねぐね身をよじらせる。 そういうのが大好きな、虐待お姉さんでもあるのよね、私ってば」 「……………!!」 「いくら金バッジでも、ほとんどは後者のゲスなのよね、本質は。 ちょっと甘やかせばすぐにつけあがってゲスになっちゃう。 その度にたっぷり可愛がってあげるんだけど虐待的な意味で、でもやっぱり、善良で健気なゆっくりも欲しいのね。 人間の教育に従って、ガマンしながら演じているぶりっ子なゆっくりじゃなくて、 こっちがどれだけ甘やかしても増長せず、心から人間を慕って尽くしてくれる、人間を喜ばせるのが生き甲斐なゆっくり」 「そ、そんなゆっくり………」 「そうよ、いないわね。普通は。それってヘンだし。 でもねえ、例外っているものなのね、何百匹に一匹ぐらいかしら、そういう奇跡みたいな子が。 それってスゴいっていうより、どこかが足りないゆっくりなのかもね。 生き物なら誰でも持ってる、自尊心とか、自立心とか、そういうネジが一個だけ足りないのかも。 でもその結果、人間にとって都合のいい、いわゆる善良なゆっくりになるわけ。 こっちはもう可愛くってしょうがないわ」 「…………」 「で、そういう子を探すにはどうしたらいいか、昔考えたの。 こっちは甘やかしたいんだから、躾で性格を矯正したって意味ないわ、甘やかせばすぐに本性が出る。 金バッジなんて基準は無意味、あなたみたいにね。 それじゃどうやって探すか?答えはカンタン。見つかるまで探し続ければいいの」 「ゆぅぅ!?」 「甘やかしても増長しない個体に当たるまで、とにかく片っ端からゆっくりを買ってきて甘やかす。 増長してゲス化したら虐待部屋行き、つまりここね。ゲス虐待も大好きだから全然いいわけ。 で、ごく稀に善良ゆっくりに当たるから、その子は大切に愛でまくるの。 善良ゆっくりも探せるし、虐待し甲斐のあるゲスを育てることもできるし、一石二鳥の方針ってわけ。 時間と根気さえあればカンタンな話だったわ~☆」 「ゆぁ、そ、そんな……そんな………」 「結局、人間の欲しい善良ゆっくりを作るにはさ。 わざわざ手間かけて教育するより、当たりを引くまでクジを引き続けたほうがよっぽど近道ってことね。 ほら、ゆっくりなんて掃いて捨てるほどいるし?」 「そんな………そんな……まりさは、はずれ………」 「そ、ハズレくじ。別にそんな気にやまなくていいわよ~、普通のコトよ?」 「ま、まりさは………まりさだって………がんばったのぜぇ!! ゆっくりしょっぷで、おねえさんに!!おぎょうぎをおしえてもらって!!かいゆっくりのこころえをおしえてもらって!! きんばっじさんをとるためにたくっさん、たくっさんおべんきょうしてええぇ!! にんげんさんに、ゆっくりしてもらうために!!にんげんさんのためにがんばったのにいいいぃぃ!!」 「ハイハイ、ご苦労さま」 「おねえさんのせいなのぜええぇぇ!!おねえさんがぶちこわしたのぜえええぇぇ!!」 「うーん、台無しにしてゴメン♪ でも、ま、ゆっくりなんて、使い捨てだし、ね?」 「ゆっがああああああぁぁぁぁぁ!!!」 ――――――――――――― 「もしもーし、聞こえますかー?」 「…………ゅ゛…………ぁ゛……………」 「年季の入った虐待、楽しんでもらえてる? こっちもずっとムカついてたからね~、ようやくちょっとスッキリしてきたってところかなっ」 「………ごベ………な……………ぼう゛…………お゛う゛、ぢ………がえ゛……………る゛…………」 「えーと、ハンダごてで歯を一本ずつ、歯茎まで貫通して焼きつぶしたでしょ。 三匹のおちびちゃんを、あにゃるから殺虫剤を少しずつ注入して殺して、 死臭が漂いだしたところでキミの眼球とあにゃるに埋め込んで移植したでしょ。 頭を切開して、中にゴキブリを十匹くらい放してまた閉じたでしょ。 焼きつぶした歯茎にネジを一本ずつねじ込んで、パチパチ電流流したでしょ。 揺さぶって固くしたぺにぺにを鉛筆削りで削って、皮がずる剥けになったところにトウガラシと塩をすりこんだでしょ。 舌をぱっくり根元まで二つに切り裂いて、それぞれ結んで結び目を三つぐらいつけてからまたくっつけたでしょ。 よくそれで喋れるよねー」 「ゆ゛、ぐ………じで…………ぼ、う゛………おで……が………ご、ろじ……で………おで、え……ざ………」 「うーん、そろそろ終わらせてあげてもいいけど、殺してって言うゆっくりを殺してあげるのはシャクだよねー」 「ぞ、んな゛…………」 「うん、じゃ、殺してあげるけど、使い捨てのゆっくりとはいえ最後まで大事に使いましょ!」 「……ゆ゛…………ゆ゛……………??」 「これね、まあなんの変哲もない針金なんだけどね。 この針金を適当なとこからあなたに刺して、中枢餡に通すの。 中枢餡が壊れたらゆっくりは死ぬんだけど、針金が刺さったぐらいじゃまだまだ大丈夫。壊れかけるけど、ぎりぎり意識もある。 それじゃ、えいっ♪」 「ゆ゛っ!!ゆっ………ぐっ………びぎょっ!?」 「はい刺さりましたー。 あとは、電流をこう、流せば……」 「ぼっびぇえええこ゜ぽおおおお゛お゛お゜お゜ぎょばぴぇばららららぼょのの゜の゜ごげゃぱばああぁぁぁががががごおごごご」 「あははは、面白いよねー。 見た目も面白いし、中枢餡に電流だもんね、めいっぱい苦しんでくれちゃう。 人間でいったら、脊髄の真ん中に鉄串を通されてそれに電流、みたいなもんらしいわ。 まあさすがにずっとこのままもつわけじゃないから、いつかは死ねるわよ。三日ぐらいかかるみたいだけど。 それじゃ、私もそろそろ疲れちゃったし、そろそろお暇するわね。 あのれいむちゃんも寂しがってるころだし、あ、あの末っ子れいむちゃんも長い付き合いになりそうね。 やっぱり遺伝するのかしら?」 「げぱぱぱぱぱがががばばあああああどどょごごぎょごごごごおおお゜と゜ぎょごばべばばばばおどどぼど」 「それじゃあねー、時々は見に来て楽しませてもらうから。 あなたも不運ね、『まともなゆっくり』に生まれちゃったせいで。 次はネジを一個お母さんのおなかに置き忘れて、善良ゆっくりとして生まれればいいわねー。 それでも野良に生まれついちゃったらアウトだけど。 ま、あんまり深く考えすぎないほうがいいわよ、どのみちゆっくりなんて、使い捨てなんだし」 〔終〕 #pcomment(./comment,reply)