anko4339 まりちゃを拾ったよ

Last-modified: Fri, 19 Aug 2016 22:23:08 JST (1533d)
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ゆぅぅ…くしょにんげん!まりちゃにあまあまもってくるのじぇー!ゆっくち…

遊びに行く途中で、変なものを見つけた。
足元でゆんゆんピーピーと騒ぐ肌色の物体。
新種のナメクジかカタツムリかと思ったけどそうじゃなかった。
拾ってよく見てみると、まるで人形の頭のようだった。
それが色々喋ったり、グネグネと動いていたので気持ち悪いと思いすぐに捨ててしまった。

おしょらをとんでー…ゆっちゃいぃぃ!いだいぃぃぃぃ!まりちゃのあんよしゃんが、びりびりいたいのじぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!

生首生物は地面に着地すると、まるで粘土かスライムのようにグニッと変形し、口と変な場所から黒い物を出した。
そしてしばらく震えていたが、突然大きな声で鳴き始めた。
どうやら乱暴に扱ったのが悪かったらしい。
私は慌てて出てきた黒い中身を生首の口に押し込んでやった。

ゆげぇぇ!うんうんくっしゃい!ゆぺっぺ!ゆげろ…むぐぅぅ?!ぐむむぅぅ!ぶっくび!ぶっくび!

黒いものをいきなり口に押し込んだのが悪かったのだろうか。
生首は涙目でそれを吐き出した。
仕方ないので黒い物を再度口に押し込め、今度は口が開かないようにしっかりと唇を押さえてやった。
生首は苦しそうに顔を歪めて、時々体を大きく震わせながらシャックリをしているようだった。
よくよくこの生首生物を観察してみると、体中の彼方此方が薄汚れて汚い。
とりあえず近くの公園の水道で洗ってみる事にする。

?!おびじゅ!おびじゅ!こばい!こばい!ゆっくちぃぃぃ!ゆっくちぃぃぃぃ!

水をかけると早速グネグネと体をくねらせて暴れだす生首生物。
体を洗われるのが嫌いらしい。
なるほど、通りで汚い訳だと思わず納得してしまう。

いだいぃぃ!いだぃぃぃ!ゆっぎぃぃぃ!ゆっぐぢぃぃぃ!!

しばらく体を擦ってみたが、体の皮のようなものがふやけるだけで汚れが落ちない。
それだけなら良いのだが、帽子のような物と髪の毛のような物とがみずにぬれたせいで、まるで使い古した雑巾のような悪臭を放ちだした。
私はその臭いに耐え切れず、くさい帽子を生首生物からはずして捨てた。

おぼーち!まりちゃのおぼーち!かえしちぇ!かえしちぇ!ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!

突然ポロポロと涙のような物を流してウネウネと動く生首生物。
リボンのような物がついた触角をぶんぶんと振り回すせいで、その触覚が私の手に当たった。
なんだかこの触覚も物凄く臭い。
体を洗ってないせいなのか、カメムシの親戚だからなのかは知らないが、とにかく臭い顔面生物だ。
少し腹が立ったので、私は三つ編み風の触覚を毟り取ってやった。

いっちゃいぃぃ!!………ゆ?………ゆっびゃぁぁぁぁぁ!まりちゃのぷりちーな、しゃいにんぐおうごんのおさげしゃんがぁぁぁ!!

意外と簡単に触覚が取れた。
顔面生物は一瞬ビクッと体を大きく震わせると、突然動きを止めた。
電池でも切れたのかと思ったが、しばらくすると体をウネウネと動かして大声でピーピーと泣き出した。
私はそれに驚いて、持っていた顔面生物を地面に落としてしまった。

ゆっげっちぃ!………ゆっびゃぁぁぁぁ!いっだいぃぃぃ!まりちゃのおかおがいだいぃぃぃ!!まっしろにかかやくまりちゃのはがぁぁ!!ゆびゃぁぁぁぁ!!

顔面生物が私の足元で不規則にコロコロ転がりだした。
きっと触覚が無くなって方向が解らなくなったのだろう。
歪にウネウネ、グネグネと体をしならせてナメクジのように這っているかと思えば、その場で何度も飛び跳ねたりと忙しく動き回る顔面生物。
よく見ると黄ばんだ何かが幾つか散らかっている。
試しに踏みつけてみると、それはパキパキと音を立てて割れた。
ふと泣き喚く顔面生物の顔を見ると、歯が幾つか欠けている。
どうやらこの黄ばんだ小汚い破片は、顔面生物の歯のようだ。
この生物は本格的に不衛生で薄汚れていると解ると、今まで手に持っていた事がおぞましくなってきた。
私は足元で騒いでいる顔面生物を蹴り飛ばずと、大慌てで手を洗った。
きっとあの生物はカメムシとゴミムシを足して作られたような物なのだろう。
次に見かけたら蹴り飛ばして何処かに行ってもらうか、潰してしまう方が良いのかもしれない。
変な物を興味本位で拾うのは危険だ。

徒然あき


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