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「むーしゃ、むーしゃ、し、し、し、しあわせ~~~♪ほっぺたがおちそうだよー♪」 「美味しいか?これは駅前のケーキ屋で買ってきた期間限定物だぞ」 「おいしーよおにいさん!ゆっくりありがとう!きかんげんてーさいこーだよ!しあわせすぎてごめんね♪」 これは我が家で飼っているまりさである、肌もつやつやぷにぷにで髪の毛はサラサラの金がまぶしい。 帽子も綺麗に手入れしてある、子ゆっくりの頃から飼い始めてから1年くらいになるだろうか。 ゆっくりを育てるのは今回が初めてだったのだが、しつけも上手くいっているようだ。 飼い始めの頃は銅バッチだったが、今ではその帽子に誇らしげに金色に輝くバッチがついている。 まりさは俺の買ってきたケーキを幸せそうに食べていた、満面の笑みを浮かべ満足そうに体を揺らす。 そんなに甘やかしてもいないが、飼いゆっくりとしての生活ランクは良い方であろう。 まりさはケーキを食べ終えると、幸せそうに鼻歌を歌っていた。もっともゆっくりに鼻はないが… このまりさの顔を見ると俺の中にある感情が湧き上がる、だか今はそれをぐっと押さえる。 それに以前より、このまりよりも別の方に興味が移っていた。 俺が最近気になっているもの、それはお隣で飼われているれいむだ。 近所の公園で遊んでいる所を見かけて以来、ずっと気になっていた。 「あら、こんにちは。今日もまりさとお散歩ですか?」 「ゆゆ!おにいさん、まりさ、こんにちは!ゆっくりしていってね!」 「ああ、どうも、こんにちは。れいむ、ゆっくりしていってね!」 「ゆーん♪おねえさん、れいむ、ゆっくりしていってね!」 まりさとれいむは挨拶を交わすと、二匹で仲良く公園を駆け回った。 このれいむもちゃんと飼われているらしく、りぼんも髪も綺麗である。 以前公園で散歩中に知り合って以来、こうしてまりさと一緒に遊ぶようになっていた。 「ゆ~ん♪おはなさんがきれいだよ!とってもゆっくりしてるね♪」 「ゆーん!まってよれいむー!まりさはもうすこしゆっくりしていたいよ!」 「ゆゆ?まりさはもうつかれちゃったの?それならおねえさんにたのんで、おやつのじかんにしてもらうよ♪」 「ゆゆゆ!まりさ、おやつだいすきー!ゆっくりできるよー♪」 幸せそうに園内を駆け回るれいむ。 幸せそうにお姉さんとおやつを食べるれいむ。 幸せそうにお姉さんのひざの上で眠るれいむ。 俺のまりさと同じくらいか、それ以上に幸せそうに見えるれいむ。 れいむは飼い主のお姉さんと楽しそうに笑って暮らしていた。 りぼんには自分の飼いまりさと同じく金色のバッチが眩しく光っていた。 そしてついに行動を起こす。 「…ゆぴゃ…つめたいよ?…」 頬に冷たさを感じたれいむは眠りから目を覚ます、れいむは透明なケースの中にいた。 周りを見渡すと、部屋の様子がおかしいのに気が付いた。 「ゆーん?ここはおねえさんのへやじゃないよ?」 「やっと目が覚めたか…」 「ゆゆっ?!おとなりのおにーさん?どうしておねえさんのおうちにいるの?」 「ちがうよ、れいむが俺の家にいるんだよ、わかるかい?」 「ゆん?どうして?」 「それはね……」 れいむはお兄さんに持ち上げられ、箱の外に出される。 「ゆゆっ?…おそらをとんでるみたーい♪」 「お前を虐待するためだよ!」 パンッ!「ゆん?!……いだぁぁぁぁい?!どおしてこんなことするのぉぉぉ?!」 「それはな……お前があまりにも幸せそうだからだよ!!」 パンッ!「ゆびゃ!!いだいよぉぉぉぉぉ!!ゆっくりしたいよぉぉぉぉ!!」 両頬を叩かれて泣き叫ぶれいむ、それを見て笑う男。 男は楽しくて仕方が無かった、幸せそうだったれいむが泣き叫ぶ姿が。 さらに男はれいむを平手で叩いた、れいむはその度に顔をゆがめ悲鳴を上げる。 そんな姿が男にとっては堪らなく面白かった。 「ゆぎゃ!ゆびゃ!やめで!ゆべっ!ゆがっ!いだい!ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!」 ようやくビンタの応酬が止まっとたんに、れいむは堪らず大泣きした。 れいむのゆん生の中でこれほど泣いた事は今までに無かっただろう。 今まで生きてきた中でこれほど痛い思いをした事もないだろう。 理不尽な暴力の前に、ただ泣くしかなかった。 「そんなに泣くなよ、これからもっと痛くなるんだぞ?楽しみだろう?なあ、れいむちゃん」 「ゆぐっゆぐっ…どおじて…おにいさんはゆっくりできるにんげんさんじゃないの?… れいむ…これじゃ…ゆっくりできないよ…」 「どうしてって言われてもな…さっき話しただろ?お前が幸せそうだったから… だからそれを壊してやりたくなったんだよ」 そう言うと男はいつの間にか火に掛けてあったフライパンを持ってきた。 そして焼けたフライパンの裏をれいむの右頬に押し当てた。 「ゆぶべぎゃっ!あづいぃぃぃぃぃぃぃ!!やめでぇぇぇぇぇぇ!!」 頬が焼け焦げ甘い匂いが漂う、れいむはあまりの熱さに、痛さに泣き叫ぶ。 涙が頬を伝うが、それもフライパンに当たり蒸発していく。 必死に逃れようとするが、男の手がそれを許さなかった。 れいむが白目をむいて気絶すると、男はフライパンを押し当てるのを止めた。 「ゆびゃ!つめたいよ!……いだいぃぃぃ!れいむのほっぺさんがいだいよぉぉぉ!!」 不意に襲い掛かる冷たさに堪らすれいむは目を覚ました。そして不意に襲い掛かる痛みに顔を歪める。 男がれいむに冷えたオレンジジュースをかけたのだ。 そのおかげで叩かれた方の頬の痛みは少し和らいだが、焼け焦げた頬はその程度では治らなかった。 「おはようれいむ!さあ、地獄の続きを楽しもう」 「ゆぐっ!いだ!…おそらをとんでるみ『ザシュ!』ゆびゃびゃびゃびゃ!あんよがいたいよぉぉぉ!!」 男はれいむを乱暴に持ち上げた、一瞬痛みを感じたが宙を舞う感覚に思わず例のセリフが出た。 しかし最後まで言い切る前に男が剣山の上にれいむを乗せた。 あんよに針山が突き刺さされた痛みに必死に身をよじるれいむだったが、余計に痛みが走るだけだった。 「はっはっは!楽しそうだなれいむちゃん」 「ゆぐぅ!ぜんぜんたのしくないよぉぉぉ!くそじじいぃぃ!どぼじでごんなごどするのぉぉぉぉ!」 「ん?なんだ、その態度は?れいむは金バッチじゃなかったのか?駄目じゃないかそんな事言ったら、 お姉さんが聞いたら悲しむぞ?」 「れいむにひどいことするじじいは、くそじじいでじゅうぶんだよ!はやくちくちくさんをとってね!」 「口の悪いゆっくりだね、れいむちゃんは。そんなのはゆっくりしてないよ」 「ゆっくりしてないのはじじいのほうだぁぁぁ!!いますぐせいさいしてやるよ!」 「はっはっは!元気がいいね!でも、口の悪いれいむちゃんにはお仕置きが必要だね」 男は包丁を取り出すと、れいむの額に歯を横にして押し当てた。 一瞬ビクッと身を縮めるれいむだったが、すぐに皮に刺さっていく包丁を目で追った。 男はゆっくりと時間をかけてれいむの頭部に包丁を進めていく。 れいむはその様子を見ながら痛みに身をよじリ泣き叫んだ。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!いだいぃぃぃぃぃ!きらきらさん、れいむにひどいことしないでぇぇぇぇ! ゆががががっががっが!もうやめでぇぇぇ!ゆっくりできないよぉぉぉぉぉ!!」 わざわざ包丁を目で追っている姿に男は堪らず笑い出す。しかし包丁を進める速度は相変わらずだ。 しばらくして、包丁はれいむの頭を駆け抜けた、れいむは再び気絶した。 男は切れたれいむの頭を持ち上げると皿に乗せ、れいむの目の前にそれを置いた。 そして再びれいむにオレンジジュースをかけた。 「ゆぴゃぴゃぴゃ?!つめたぁぁい!…ゆぎゃぁぁぁ!あたまがいだいよぉぉぉぉ!!あんよがいだいぃぃ!! ………ゆわ゛わ゛わ゛わ゛わ゛わ゛っ!!れいむのおりぼんさんとあたまがががが……どうなってるのぉぉぉ?!!」 「はっはっは!これが餡子脳ってやつだね♪そういえばれいむちゃんは、 お姉さんと一緒に暮らし始めてそろそろ1年じゃないのかい?何時生まれたのかは知らないから、 代りに一周年記念パーティーをしようか?」 「なにいってるのぉぉぉぉ?!そんなことよりはやくこれをなおせぇぇ『ズボッ!』ゆぶべぇ?!」 男はむき出しになったれいむの餡に蝋燭を刺していった。 円を書くように10本ほど刺すと、そこに火を灯した。 れいむは苦悶の表情を浮かべながらも、頭上の蝋燭を眺めて目を白黒させていた。 「ゆぶずぶずずず…どぼじでれいむのあたまにひがついてるのぉぉぉぉ?!やめてねぇぇ!ゆっくりきえてねぇぇ!!」 「気に入ってくれたのかい?れいむをケーキに見立てて蝋燭を刺してみたんだ」 「きにいるわけないでしょぉぉぉぉ!!さっさとこれをとってねぇぇぇ!!」 男は必死に身をよじるれいむを楽しそうに眺めた。次第に蝋が垂れ始め、れいむの餡に達する。 れいむは熱さでさらに身をよじりもがき苦しむ。汗と涎と涙を撒き散らした姿はあまりにも醜かった。 あんよの傷も徐々に大きくなっており、餡が漏れ始めていた。 「ゆぎぎぎぎ!あついぃぃぃぃ!いだいぃぃぃぃ!!もうやだぁぁぁぁ!おうちかえるぅぅぅぅ!!」 「熱いか痛いかどっちかにしろよ、欲張りだな♪それにそんな姿でお家に帰ってどうするんだ? お前は俺を笑い殺す気か?勘弁してくれよ、はっはっはっ……」 「ゆがぁぁぁ!!わらうなぁぁぁぁ!ゆっくりできないじじいはじねぇぇぇ!!ゆぎゃぁぁぁ!!」 「はっはっは!何言ってるの?俺が死んだらもう誰もお前を助けられないんだよ、まあ助ける気はないけどね」 「おねぇさんたすけてよぉぉぉ!れいむをたすけろぉぉぉ!はやくしろぉぉぉ!!このくそばばぁぁぁぁ!!」 「口の悪いゆっくりだな、今まで可愛がって貰ってたのに……そんなれいむちゃんにはお仕置きだよ!」 「ゆがぁぁ!じじいはどっかいけぇぇ『グサッ!』ゆべがごっ?!!れいむのおめめがぁぁぁぁ!!」 男はれいむの目に包丁を突き刺した。れいむはより一層大きな叫び声をあげる。 包丁はそのまま下に向けて下ろされ、あんよの方まで切られる。 もはや悲鳴ともわからない声をあげるれいむだった。 「ゆがぎゃががががぐぐぐびび…おねえざん…くそばば……はやくれいむを…だずけろ…がが…ぎがが…」 「あられいむちゃん、だめよそんな口の利き方は…」 「ゆげべげっ!おねえざん?!なにじでるのぉぉ!れいむをはやくだずべでよぉぉぉぉ!!」 突然れいむの目の前に現れた飼い主、れいむは必死に助けを求めるが彼女はただ微笑んでいるだけだった。 良く見ると彼女は何かを持ってるのだが、れいむはそんな事に気が付く余裕すらなかった。 「やっぱり元野良はだめかしら?……」 「いえ、そうでも無いですよ、結構楽しんでますよ?…」 「でもねぇ…途中で暴言を吐くのがね………」 「くそばばぁぁ!なにじでるのぉぉ?!さっさとそのくそじじいをやっつけろぉぉぉ!!」 「ね…やっぱり失敗よ………残念ね…れいむ、ここでゆっくり死んでいってね」 「ゆがぁぁぁぁぁ!なにいってるのぉぉぉぉぉぉ!!!」 「そう言う訳だ、続きを楽しもうか…な、れいむ?」 「ゆぴー……ゆぴー……」 幸せそうに眠るまりさ。 「…ゆぴゃん…つめたいよ?…」 頬に冷たさを感じたまりさは目を開ける、まりさは透明なケースの中にいた。 周りを見渡すと、部屋の様子がおかしいのに気が付いた。 「ゆーん?ここはおにいさんのへやじゃないよ?」 「あら?お目覚めかしら?」 「ゆん?!おとなりのおねーさん?どうしておにいさんのおうちにいるの?」 「ゆぎゃぁぁぁぁ!やべでぇぇぇぇ!いだいぃぃぃ!」 まりさがお隣のお姉さんに虐待されていた、俺はその様子をデジカメで撮影している。 「ゆがごがぎぎぎっ!おにいさぁぁぁん!まりさをたすけてねぇぇぇ!!」 まりさは俺に助けを求める、だが俺は「お兄さん」じゃない。 「鬼威参」なのだ… 今まで様々なゆ虐に明け暮れてきた、しかしどうしても飽きが来る。 そこで自分で愛でたゆっくりを虐待してみようと思ったのだ。 幸せそうなゆっくりを虐待したかった。 ゆっくりの幸せをぶち壊してやりたかった。 愛情を一身に受け、何一つ辛い思いもさせずに育てられたゆっくりが、どんな顔で苦しむのかを見たかったのだ。 そこでペットショップで胴バッチの赤まりさを買ってきて、慣れないながらも今まで育て来たのだった。 きちんと躾はしたが、金バッチ試験は受けさせていない。着けてあるバッチは俺が用意した偽物だ。 まりさは自分が優秀な金バッチゆっくりだと思い込んでいる。 まりさは俺に懐き、すべて順調だった。 ところが、手違いが起こった。 隣の芝は青く見てるというやつだ。 隣のゆっくりが自分のゆっくりより幸せに見えてしまったのだ。 お隣で飼われていたれいむを虐待してみたくなったのだ。 俺の育てたまりさより、隣のれいむの方が幸せそうに見えたのだ。 俺がそんな目でれいむを見ていたのが解ったのか、 ある時隣のお姉さんが俺に話しかけてきた。 「あなた、もしかして私のれいむを虐待したんですか?」 いきなりそう聞かれた時はさすがに驚いた。 だが、蛇の道は蛇というやつだろうか?彼女には俺が鬼威参だと解ったらしい。 俺がまりさを虐待するために可愛がっていたのが解ったそうだ。 そして彼女もれいむを虐待するために可愛がっていたのだと語ってくれた。 俺と違う点は、彼女のれいむは野良ゆっくりの赤ゆから育てたという事だろう。 金バッチも俺のまりさの物と同じく偽物だった。 俺に同族の臭いを感じた彼女は俺にある提案を持ちかけてきた。 「私のれいむを虐待させてあげるから、あなたのまりさを虐待させて…」 何の事はない、彼女も俺のまりさを俺と同じ目で見ていたのだ。 俺に断る理由は無かった。 そして現在に至る。 「ゆがががががっ!いぎゃがぎゃげげっ!やめでぇぇぇ!おにいざんだずげでよぉぉぉぉ!!」 俺はまりさが虐待されている様子をデジカメに収めている。 俺の教育が良かったのか、それともペットショップで買ってきたから良かったのか、 まりさは未だに人間に向かって暴言をはかない、先ほどから必死に俺に助けを求めている。 俺は今、自分の育てたゆっくりが、他人の手で虐待されるのも楽しいと感じている。 新たに覚えてしまったゆ虐の楽しみはまだまだ終りそうにない。 完 #pcomment(./comment,reply)